学校だより5月号


■瑞々しく、日々新たに!■  
 厳しかった冬が去り、4月を経て5月が始まります。今年は気温の高い日が多いせいか、季節の歩みがずいぶん早く感じられます。岩石園のつつじが花を開き始めました。周囲の木々にも若葉が芽吹き、日に日に緑が濃くなってきます。季節は、確実に歩みを進めています。
 過日は、第1回目の学習参観、そしてPTA総会に多数ご出席いただきました。また、4月末から5月始めには、家庭訪問をお世話になっています。ありがとうございます。いただきましたご意見やご希望を今後に活かし、新緑の育ちに負けぬよう、日々新たな気持ちで挑戦し、若葉のように瑞々しく伸びゆく子どもたちと共に歩みたいと思います。
 5月もよろしくお願いいたします。

■「わかる」ってどういうことだろう■

  「植物は、根、くき、葉からできている」これは、3年生の理科で学習する内容です。
  先生がたずねます。
「植物は、どんなものからできているでしょう。」
「花です。」
「そうね。花のない植物もあるね。ほかに?」
「くきです。」
「根です。」
「そうね。だれか、まとめて言えますか。」
「植物は、葉、くき、根からできています。」
「そうねえ、その通りね。みんな分かりましたか?」
と、先生が黒板に書く。学校の授業って、こんなイメージではありませんか?参観日などでよく見かける授業風景ですね。
  でも、このような授業には、大きな「落とし穴」があるのです。それは、
「なるほどそうだったのか。」
「やっぱりそういうことなんだな。」
というわかり方ではないということ。実感や現実感とは別のところで、「とってつけたように」耳から入ってきた情報である、ということです。このような教え方が続くと、子どもは授業が嫌いになります。「ここが茎です。」「これは根っこです。」と教えこんだところで、実感はありません。
  一方、こうたずねるとどうなるでしょうか。
「これはオオバコという植物です。グラウンドの端っこや道端に生えています。みんな、この植物の花で『すもう』をするでしょう。」
子ども達の机の上には、もちろんオオバコが乗っています。
「この長く伸びたところだと思います。」
「それは、花の柄の部分です。茎ではありません。花の柄なのです。」
「じゃあ、葉っぱのつけの白いところ?」
「それは、葉だね。」
そこで子どもたちに言います。
「よーくオオバコを洗ってごらん。葉の付け根のところには、ごみがたくさんついているから、きれいに落とします。・・・・ほら、ここに出てきたでしょう。この白いところ。ほんの2、3ミリのところ。これが茎なのよ。」
「へえ、そうなんだ!」
  オオバコは、道端やグラウンドに生えています。みんなに踏みつけられます。普通の草は耐えられません。でも、オオバコは違います。極端に短く丈夫な茎を持っているので、どんなに踏みつけられても折れません。地面にへばりついて生き続けるのです。そればかりではありません。花が咲くとその後に実ができます。実は、粘り気のある液体を出していて、踏みつけられるとその足にくっつくのです。その結果、種が遠くへと運ばれます。オオバコは、踏みつけられることを逆に利用し、たくましく生きているということになります。
「へえ、そうなんだ。」
  子ども達はこういう話が大好きです。
   
  次に出てくるのは、イワニガナ。写真は、細かな砂利が敷かれたところに生えていたイワニガナです。地面から葉が直接生えています。一つ一つが別の個体のようです。でも、少し引っ張ってみると、地面に隠れていた茎に引っ張られ、葉がぞろぞろつながって出てきます。
「イワニガナは、水の少ないところに生きているので、水分をなるべく失わないように、茎を地面の下に隠しているんだね。そうすると太陽に照らされる部分が少なくて済むから。」
  なるほど。生き方によって、いろいろな茎があるんだな。子ども達は、そう考えます。
  そこで、子どもたちに呼びかけます。
「では、これは面白い茎だなあ、と思うものを見つけてこよう。」
  子ども達は面白がって、いろいろな茎を見つけてきます。ツルになった茎、とげのある茎。いろいろなものを持ち寄り、想像をめぐらせます。
「面白い茎があるもんだなあ。植物って、いろんな生き方をしているんだなあ。」
  こうして、茎の存在価値や役割を理解していきます。しかも、実感を持って。
  「やはりそうだったんだ」と納得し、実感できるようなわかり方。私たちは、このような「わかり方」を目指さなければならないと考えています。そんな学習を実現してこそ、学ぶことに価値を感じ、楽しさを見つける子どもに育つのではないでしょうか。子ども達とともに学び、大いに面白がる5月でありたいと思います。


■新年度がスタートしました。■
 ◆なかよしタイム(4月19日) 
 児童会の様々な取り組みがスタートしました。4月19日には、1回目のなかよしタイムを行いました。集会委員会が集会の進行をしました。内容は、全校合唱や児童会本部からの児童会テーマの発表、各委員会の取り組み紹介でした。どの発表もやる気がみなぎっており、全校児童が、協力して笑顔で楽しい中舞鶴小学校をつくっていこう、と気持ちを一つにしました。
 5月からは代表委員会の活動も本格的に開始します。各委員会から新しい取り組みも提案されます。高学年児童を中心に楽しい取り組みがいっぱい始まります。
 
 ◆1年生ようこそ集会(4月20)
 体育館で1年生ようこそ集会を行いました。全校で1年生の入学を歓迎する集会です。まずは6年生と1年生が手をつないで入場しました。次に全校で「学校坂道」を歌いました。その後、前に整列した1年生が、全校児童の前で一人ずつ自己紹介しました。名前や好きな遊びや食べ物を紹介しました。どの子もしっかりと言えました。
 次に全校遊びをしました。児童会が考えた遊びで盛り上がりました。1年生もすごく楽しそうでした。
 

 ◆PTA総会(4月22日)
 
4月22日(日)、大勢の皆様の参加のもと、PTA総会が行われました。29年度の事業報告と30年度の事業計画について話し合われました。総会の議決を受け、いよいよ平成30年度のPTA活動が本格的にスタートします。
 PTA活動に積極的にご参加いただき、会員相互が笑顔でつながり、ともに盛り上げていきましょう。

 ◆授業参観(4月22日)
 22日(日)には、たくさんの保護者の皆さんにご来校いただき、授業を参観いただきました。ちょっぴり緊張しながらも張り切って学習する子どもたちの姿をご覧いただいたことでしょう。
 なかでも1 年生は、保護者の方が教室に入りきれないほどで、ちらちらと後ろや廊下を気にしながらも、一生懸命発表する姿が見られました。


■のびよ、なかまいっ子■

中舞鶴小学校には、現在255人の児童が在籍しています。その一人一人には学びの特性があり、持てる力を高められるよう日々取り組んでいます。特に生活や学習上に困難がある児童に対して、必要な指導や支援を行う特別支援教育にも力を入れています。保護者の方々に中舞鶴小学校での取組を知っていただくために、特別支援教育部より「のびよ!!中まいっこ」を掲載させていただきます。お子さんの発達について「こんなことを教えてほしい」というご要望がありましたら、どしどしお寄せください。

今回は、「ひばり学級」についてお話します。
「ひばり学級」とは今から約50年前に、子どもたちを、一人一人に合った方法で更に伸ばしたいという保護者や教師の熱い思いから開設されました。名前は、「春の陽をいっぱい浴びて空高く舞い上がるひばり」のように、学級の子どもたちにも明るくすくすく伸びていってほしいという願いをこめてつけられました。
子どもたちはどの子もみんな楽しく学び、かしこくなりたいと願っています。そして、どの子も得意なことや苦手なことがあり、学ぶペース
も一人一人ちがいます。
 ひばり学級は、2学級ありますが、持っている力を十分に発揮し伸ばしていけるよう、少ない人数で時間をかけ、その子に合ったやり方で 学習を進めています。そうする中で、子どもたちは、一生懸命学び、生き生きと生活をしています。
 ひばり学級では、教科学習とともに、野菜の栽培やそれを使った料理活動などの様々な体験活動を通して、学力の土台や生きる力を育てることも大切にしています。料理の手順を読んだり分量をはかったりする中で、生活に結び付いた確かな言葉や数量を身につけることができます。さらに体験活動を通して「やればできる!」という自信がつき、学習にもますます意欲的に取り組むことができるようになるのです。
 また、他の学級の友達と一緒に学習したり行事に参加したりするなど、大勢の友達と学び会う機会もたくさん設けています。そして、その関わりを通してまわりの子どもたちも、ともに支え励まし合い、人間として育ち合うことのできるよう指導に当たっております。
 なお、特別支援教育やお子さまの発達のことなどでご相談を希望される場合は、遠慮なく担任等にご連絡ください。

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