学校だより 12月号

■二学期の締めくくりです。■
 山々が、秋から冬へとその装いを変えはじめました。気温が下がり、朝夕の寒さに冬の訪れを感じます。わずかに残った桜の葉が、寂しさを誘います。いよいよ今学期のまとめの時期になりました。残すところひと月足らずになった第2学期、しっかり締めくくりたいと思います。駅伝大会は、悪天候ため中止になってしまいましたが、マラソン大会、小学校合同音楽会などの行事が実施されました。地域の皆様、保護者の皆様から温かいご支援をいただきましたこと、改めて御礼申し上げます。皆様に支えられている中舞鶴小学校を改めて感じる日々でした。ありがとうございました。
 締めくくりの時期を大切に。12月もよろしくお願いいたします。

■授業って、奥が深いんですよ■
  
  4年生の理科。気体を中心に、温度の変化と体積の関係を学びます。中学、高校とつながるとても重要な単元です。重要であるだけでなく、子ども達が様々な考えを出し合い、意見がぶつかり、討論が深まる単元でもあります。


<問いかけ方 その1>

 ビールびんの口を水でぬらして10円玉を乗せます。水があるので、空気がぬけません。
 さて、このビールびんを手で温めます。10円玉に、どんなことが起きると思いますか。

  子ども達は、この問いに対してどのように答えるのでしょうか。
①空気が温まるので、上へのぼり、10円玉を押し上げると思います。
②空気が温まり、ふくらんで10円玉を押し上げると思います。
③びんがふくらんで、空気を吸い込もうとするので、10円玉はびんに吸いつけられると思います。
中には、
④びんの中の水が湯気になって上にのぼり、外へ出ようとして10円玉を押し上げると思います。
などという意見も出ます。
  「だって、お父さんがビールのふたを抜いたとき、しゅわーと、湯気みたいなものが出たから」と補足する子も出てきます。
  「熱気球は、温められるから上へ行くでしょう。すごい力があると思う」などと言う子もいます。その他、実に多様な考え方がどんどん出てきて、とても楽しい話し合いになります。

では、次のように問うと、どうなるでしょうか。

<問いかけ方 その2>
   ビールびんの口を水でぬらして10円玉を乗せます。
  びんを手で温めてみましょう。しばらくすると10円玉が、持ち上がってカチカチと音を立てます。
  なぜ、10円玉が持ち上がったのでしょう。

 ここでは、「なぜ」とたずねたわけです。「なぜ」とたずねるのはごく自然なことのようにも思われます。
  しかし、「なぜ」とたずねると、途端に意見が少なくなるののです。一部の子が、「それは、空気が膨らんで、10円玉を押し上げたからです。」などというにすぎません。<その1>の場合のように、おもしろくて具体的な意見が少なくなるのです。
多様な意見が出て、様々に発想がつながってこそ、面白い話し合いになるし、考えが深まっていくのですが、「なぜ」と問うと、とたんに多様性に欠けた理屈っぽい話し合いになってしまうのです。
それはなぜなのでしょうか。
  いろいろな理由があるとは思いますが、1つには、「なぜ」と問いかけると、「理論的に考えを整理して述べよ」という色合いが強まるからだと思われます。自分の意見をはっきりさせ、論理的に裏付けてみなさいということになるのでしょう。
「なぜ茶碗を割ってしまったの。答えなさい。」
こう叱ることも必要ではありますが、下手をすると詰問にります。叱られる側は、何も答えられず、「フリーズ」してしまいます。思考停止です。
だから私たちは、「なぜ」と問いかけることをできるだけ避けるのです。
「茶碗を割ったんだね。その時どんな感じがしたの?」
「何か、違うことを考えていなかった?」
「割った時、どんなことを感じたの?」
と問うほうがよいのかもしれません。そんな中で割った側も、いろいろ考え、気づくこともあるでしょう。その気づきこそ反省につながるのかもしれません。
  わたしたちは、「なぜ」と問いかけるには、よほど注意深くならなければならない、と考えています。「なぜ」と問うからには、最終的に考え方を吟味し、精密に考えてみなければならないからです。
  「なぜ」と問いかけたり、「どう思いますか?」などほかの問いかけ方をしたり、時と場合によって意図的に使い分けるのです。
  授業って、奥が深く、本当に面白いものだと思います。


■校内マラソン大会■

 青空のもと、校内マラソン大会を実施しました。練習期間には雨の日が多く、業間マラソンや体育の授業では満足な練習が積めなかった子どもたちでしたが、この日ばかりは張り切って走りました。今年度は運動場をスタートにし、花木通り、和田通りを通って学校に戻るコースにしました。沿道でのたくさんの保護者や地域の皆様、幼稚園や保育所のかわいい後輩たちの応援の声に、子どもたちは苦しい最後の上り坂も、一生懸命走りました。走りきった子どもたちの顔は、達成感でいっぱいでした。
 お忙しい中、走路員をお世話になった皆様をはじめ、応援いただいた保護者・地域の皆様、ありがとうございました。
 
 
■ひとりひとりを大切にする月間■

 11
月~12月にかけては「一人一人を大切にする月間」として、さまざまな取り組みを行っています。
 11月6日には、人権はじめの会を行いました。校長先生からは相田みつおの詩「セトモノ」の紹介があり、どちらかが柔らかければぶつかってもだいじょうぶ、柔らかい心を持ちましょうというお話を聞きました。また、「わたしのせいじゃない」の読み聞かせを聞き、「責任」についてそれぞれが考えました。
 児童会本部からはハッピーボックスの取り組みの紹介がありました。子どもたちは毎日友達のよいところやうれしいできごとを紙に書き、ハッピーボックスに入れています。
 そして今日は、人権学習の授業を参観いただきました。どの子にも、自分を大切にするとともにほかの人も大切にしようという心を育てていきます。おうちでも、「人権」について話してみませんか。

■オーケストラがやってきた。■
 117() 文化庁文化芸術による子供の育成事業
 
体育館の約半分の広さにオーケストラの楽器がずらりと並び、66名の大阪交響楽団の皆さんによる演奏会が行われました。
 
様々な弦楽器、金管楽器、木管楽器、打楽器、鍵盤楽器を目の前に、子どもたちは身を乗り出すようにして迫力ある演奏に聞き入っていました。初めて見る楽器もあり、「チェレスタ」の音色を聞いた子どもから「妖精が赤ちゃんを見て笑っているみたいな音やなあ」というつぶやきが聞こえるなど本物に触れることの素晴らしさを感じた時間でした。多くの保護者・地域の方にも参観いただきありがとうございました。

<おうちの方の感想より>
学校でこのような素晴らしい演奏を聴くことができ、非常に感動しました。
なかなか本格的なオーケストラを聞く機会が少ない中子どもたちにとって貴重で忘れられない1日となったと思います。興味をひくような演出もとても楽しく大人も勉強になりました。ありがとうございました。
 オーケストラとの合唱、とても素敵でした。校歌を素晴らしい演奏で歌えるなんて最高でした。
  

■中舞いっこ班遠足■
117()
 今年も穏やかな天候に恵まれ、全校児童が中まいっ子班ごとに並んで遠足に行きました。
 班の6年生が中心になって計画を立てた遊びで広いグラウンドを走り回ったり、ボール遊びをしたり、班ごとに思いっきり楽しみました。学校に帰ってきた後、班ごとに振り返りをして、それぞれのすてきな姿を認め合った子どもたちでした。
<子どものつくし(日記)から>
 えん足に行きました。
 2はんのあそびは、だるまさんころんだと花いちもんめとふえおにをしました。
 ふえおにでは、1ぱんと2はんでやりました。2回やりました。1回目は、6年生がおにでした。すぐにつかまりました。・・・・・花いちもんめは、わたしがすごくしたかったあそびです。楽しかったです。だるまさんころんだでは、わたしもおにになりました。さいごのおにははん長でした。・・・・・・えん足楽しかったです。1ばん楽しかったのは、みんなとあそんだことです。また来たいです。 (2年女子)
 

■地域の皆様のご協力で、学習が充実しています。■
 本校では、総合的な学習の時間や生活科の学習で、子どもたちが自分たちで課題を見つけ、自分の目や耳で「本物」に出会い、調べ、考えを深める学習に力を入れています。
 そこで、地域に出かけていき、様々な場所や施設の様子を見て回ったり、お話を聞かせていただいたりすることが多くあります。11月は、特に多くの地域の皆様にお世話になって、子どもたちの学習を広げさせていただきました。温かいご支援をいただき、ありがとうございます。

 

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