学校だより4月号

■平成29年度がスタートしました。■

 冬が去りました。春爛漫、桜の季節です。校庭では黄色や白、青の草花が瑞々しく咲き、木々の葉も芽吹こうとしています。瞳輝く新1年生54名を迎え、全校児童291名となります。
 昨日は入学式を、本日は始業式を執り行いました。学年が一つずつ大きくなった子どもたち。「おはようございます」と元気に登校しました。短い春休みでしたが、その間に一回り大きくなったようです。どの子もしっかり前を見、その視線には「がんばるぞ!」という強い意志が表れていました。
 私たち教職員も、子どもたちのやる気と期待に応えたいと、決意を新たにしています。本年度もどうかよろしくお願いいたします。

■こんな学校に■

 児童に「学び手」としての力を育てる学校

◆ 居場所と温かなつながりがあり、学習などの活動に、やりがいを感じられる学校
◆ 自らのテーマや課題に沿って、学び、その楽しさや大切さを実感できる学校
◆ 「学び手としての力」をはぐくむ学校これに近づくため、大切にしたいキーワードが三つあります。

 一つ目は、「実感」という言葉です。実感を持って学ぶことを日常的に経験できる学校にしたいのです。子どもたちは、「知識の容れ物」ではありません。ハードディスクではないのです。
 3年生の理科では、植物の構造について学習します。「構造」と言っても、さほど複雑なことではありません。植物には「根・茎・葉があるのだ」ということを学習します。これをどのように教えればよいのでしょうか。きれいなイラストや写真を示しながら、
「植物には、根と茎と葉があります。これが根。これが茎でこれが葉。よく分かるでしょう。覚えておくのよ。テストに出るよ。」
と「教えて」しまうこともできます。話術を駆使し、たくさんの写真を用意して、おもしろく教えることもできるでしょう。でも、これでは実感を持って理解することにならないと、私たちは考えています。では、どうやって教えるのでしょう。

 上の写真を見てください。これは、イワニガナ、という植物です。目の荒い砂地など、水が不足しがちな所に生えてています。
 イワニガナは、葉が地面から直接生えているように見えます。春になると、たんぽぽそっくりの花が、砂地から直接顔を出します。
「イワニガナの茎はどこでしょう?」
こう問いかけると、子どもたちは途端に困ってしまいます。茎のようなものは、全く見えないのですから。そこで、少し地面を掘ってみると・・・・。なんと、砂地の中から、長々と「茎」が現れたではありませんか。「匍(ほ)匐(ふく)茎(けい)」という茎です。
「イワニガナには、地面の少し下に茎があるんだよ。横向きに茎が伸び、地面の上には、葉や花だけ出しています。そうすることで、できるだけけ水分が逃げないようにしています。カラカラに乾きやすいところで暮らしているので、こんな体になったんだね。」
 これは、子どもたちにとって驚きであり、新しい発見です。茎が地中に伸びているのですから。
次に、「たんぽぽの茎はどこ?」と問いかけたとしましょう。花がついている茎らしきところでしょうか。いえいえ、それは花の柄(え)です。茎ではありません。では、茎はどこ?
たんぽぽは、葉が広がってついているところにほんの短い茎を持っています。長い長い根っこの少し 上の所に短い茎があるのです。
「では、ダイコンの茎はどこにあるの?」
意外なところに隠れている茎、茎には見えない茎に目を向けることで、興味が一気に広がります。
  そして次は、こう話しかけます。
「じゃあ、変わった茎だな、これ面白い茎だな、と思うものを見つけよう。」
ここに至って、子どもたちの意欲に火がつきます。変わった生き方、変わった形の植物がどんどん教室に持ち込まれ、その不思議さやおもしろさが話題になります。興味が広がり、自分で探り、発見して「なるほど植物には茎があるんだ」と納得し、実感を持って学ぶことになるのです。
二つ目のキーワード。それは、「共に育つ」ということです。温かな人間関係の中で、友達や先生と感じたこと、思ったことを交流し、時には意見をぶつけ合い、考え合って育っていく、そんなことができる学校にしたいと思います。
 三つ目は「志」です。「志」の上にある「士」は、進みゆく足の形を表しているそうです。「志」は、何かに向かって歩み続ける心を表しています。夢を持ち、現実を直視してたゆまず歩み続ける心を育みたい。そこに至ってこそ、学び手としての児童が育つのだ、と考えます。
 「学び手としての力を育む」こと。今年度もこのことを重視し、さらに教育内容を充実させていきたいと思います。子どもたちが自ら学ぶ力、興味や意欲を持って学ぶ力、集中し、ねばり強く追究する力、自らのテーマや目標を見つけ出す力、すなわち「学び手としての力」を全学年一貫して育てることを重点に、充実と手応えの29年度にしようと思います。
 本年度も、どうかよろしくお願いいたします。

■入学おめでとう■

4月6日()、桜が咲き始め、春爛漫のよき日、多くの来賓の皆様をお迎えし、入学式を盛大にとりおこないました。52名の1年生が、少し緊張しながらも元気にあいさつをしたり、名前を呼ばれて「はい」と返事をしたりして、中舞鶴小学校の1年生としてのスタートを切りました。

児童会本部役員が、登下校から学習、給食、掃除、休み時間の過ごし方にいたるまで小学校生活について紹介し、最後に6年生が「学校坂道」の合唱で1年生を迎えました。それらの発表を食い入るようにして見つめる1年生の姿があり、和やかな雰囲気の入学式になりました。 

今日から、ぴかぴかのランドセルを背負って1年生が登校してきました。校長先生との四つの約束「なかよく・あいさつ・話を聞く・チャレンジ」を守って、賢い1年生になっていくことでしょう。

地域や保護者の皆様、子どもたちが安全に通学できますよう、昨年度同様、声かけをお願いいたします。

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